前の項目 次の項目 目次 図表目次 年版選択 | |
|
1 概 説 I-31表は,最近3年間に検察庁が受理した公務員犯罪(道交違反を除く。)のうち,法令により公務に従事する者とみなされる公務員(以下「みなす公務員」という。)によるものを除いた犯罪を,罪名別に示したものである。平成3年の受理人員総数を罪名別に見ると,業過が圧倒的に多い。次いで多いのは職権濫用である。
I-32表 公務員犯罪の罪名別検察庁終局処理人員 1-32表は,最近3年間における公務員犯罪(道交違反を除く。)のうち,みなす公務員によるものを除いた犯罪の検察庁における終局処理状況を示したものである。平成3年の起訴率を罪名別に見ると,収賄が最も高く,職権濫用が最も低い。職権濫用の起訴率が低いのは,そのほとんどが告訴・告発によるものであって,事実自体が犯罪とならないもの又は犯罪の嫌疑がないものであるためである。 |