6 再犯少年 III-12表は,少年の交通関係業過を除く刑法犯の検挙人員中,再犯少年の占める比率及び前回処分の内訳を,最近5年間について見たものである。平成2年では,再犯者の比率は,前年よりわずかに減少して27.6%となり,前回処分別内訳では,審判不開始・不処分が49.2%となっている。また,法務省の特別調査によると,再犯少年の前回処分から本件犯行に至るまでの期間は,1年未満の者が多く,2年には71.2%となっている。 III-6図は,平成元年における一般保護少年の非行名と前処分の回数別終局人員の構成比を示したものである。処分歴のある者の比率は,窃盗ではやや低く,覚せい剤取締法違反及び毒物及び劇物取締法違反ではかなり高い点が注目される。
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