II-7表は,平成2年中に全国の検察庁で処理された事件(交通関係業過及び道交違反を除く。)の処理期間を,構成比によって示したものである。
処理総数中,約4分の3の事件が15日以内に処理されている。事件受理別に見ると,司法警察員送致に係る事件より,検察官認知・直受事件(検察官が認知した事件及び検察官が告訴・告発を直接受理した事件)の方が,処理期間が長くなっているが,これは,検察官認知・直受事件には複雑困難なものが多いことなどによるものである。
II-7表 検察庁における事件処理期間別構成比 (平成2年)