I-39表は,最近5年間における交通関係業過事件の検挙人員を罪名別に見たものである。検挙総数は,逐年増加を続けていたが,平成2年には,前年より1万4,816人減少し,60万6,386人となっている。
交通事故を伴う犯罪の中で,いわゆるひき逃げは,最も悪質なものの一つとされているが,最近5年間におけるひき逃げ事件の認知件数及び検挙件数は,I-40表のとおりであり,平成2年では,前年と比べて,認知件数は減少し,検挙率は上昇している。
I-39表 交通関係業過の検挙人員(昭和61年〜平成2年)
I-40表 ひき逃げ事件の認知・検挙件数等(昭和61年〜平成2年)