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 昭和37年版 犯罪白書 第二編/第三章/二 

二 仮釈放の許否の決定状況

 仮釈放の許可・不許可は,地方委員会の合議によって決定されるが,この仮釈放の許可人員を昭和三一年以降について種別ごとにみると,II-26表のとおり,さきの受理人員の統計と同じ傾向を示している。すなわち,仮出獄と仮出場が漸減し,少年院仮退院と婦人補導院仮退院が漸増している。以下仮出獄と婦人補導院仮退院について許否の決定の状況をみることとし,少年院の仮退院については,第三編第四章にゆずることとする。

II-26表 仮釈放種類別許可決定人員(昭和31〜35年)