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 昭和37年版 犯罪白書 第二編/第一章/一/9 

9 出所受刑者の在所期間

 昭和三五年の出所受刑者につきその在所期間がどの程度かをみると,一年をこえ二年以下が一七,三三〇人(三八・六%)で最も多く,これに次ぐのは,六月をこえ一年以下の一五,二九七人(三四・一%),二年をこえ三年以下の四,七一四人(一〇・五%)である。昭和三一年以降についてこの在所期間別の比率をみると,II-9表のとおり,在所期間一年を境として,一年より短いものの率が漸次減少している(一年より短いものの比率の合計は,昭和三一年の五二・六%から逐年減少し,昭和三五年には四四・〇%となっている)。これに対し一年をこえ五年以下のものは増加している。なお,五年をこえるものは,ほとんど変わっていない。

II-9表 出所受刑者の在所期間別人員の率(昭和31〜35年)