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2 交通関係業過事件 I-39表は,最近5年間における交通関係業過事件の検挙人員を罪名別に見たものである。検挙総人員は,昭和59年にいったん減少したが,60年,61年と連続して増加し,61年には前年より2万9,992人多い,56万8,111人となっている。その内訳を見ると,業務上過失致死において55人減少,業務上過失傷害において3万31人の増加となっている。
なお,交通事故に伴う犯罪の中で,いわゆるひき逃げは,最も悪質なものの一つとされているが,最近5年間におけるひき逃げ事件の認知件数及び検挙件数等は,I-40表のとおりであり,昭和61年には,認知件数は前年より2,850件増加し,検挙率は90.7%で前年より3.0ポイント下降している。 I-39表 交通関係業過の検挙人員(昭和57年〜61年) I-40表 ひき逃げ事件の認知・検挙件数等(昭和57年〜61年) |