4 新受刑者の罪名 II-25表は,新受刑者を罪名別に見たものである。昭和59年では,刑法犯が総数の63.4%であるのに対し,特別法犯が36.6%を占めている。罪名別では,窃盗が27.2%(8,705人)と最も多い。次いで,覚せい剤取締法違反が27.0%(8,646人)と,実人員,比率とも前年に比べて増加,上昇しており,この上昇傾向は近年変わっていない。次に,男女別を見ると,男子では窃盗が最も多く27.4%(8,436人)を占めている。一方,女子については,53年以降,覚せい剤取締法違反で入所する者が窃盗を上回って第1位となり,56年には過半数を超え,59年では56.0%(727人)となっている。
|