II-24表は,新受刑者の男女別及び年齢層別の構成比を見たものである。昭和59年における男女別構成比では,男子96.0%(3万762人),女子4,O%(1,298人)であり,女子の比率は,最近上昇の傾向を示している。
II-24表 新受刑者の男女別・年齢層別構成比(昭和40年,50年,57年〜59年)
新受刑者の年齢層別構成比を見ると,昭和20年から51年までは,一貫して20歳代の占める比率が最も高く,特に40年代までは,新受刑者総数の50%以上がこの年齢層によって占められていた。しかし,52年以降は,20歳代に替わって30歳代の新受刑者が最も多くなり,59年では,30歳代が全体の36.9%を占めている。また,40歳代及び50歳以上の占める比率が引き続き上昇傾向にある。特に,これを60歳以上の者について見ると,50年では371人で,総数の1.4%であったものが,59年では627人,2.0%となっており,高齢受刑者の増加傾向が窺われる。