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4 新受刑者の罪名 新受刑者を罪名別に見たのが,III-30表である。昭和57年では,刑法犯が総数の64.9%であるのに対し,特別法犯が35.1%を占めている。近年,特別法犯の比率が逐年上昇しているが,これは,主として覚せい剤取締法違反の著しい増加によるものである。特に,女子の新受刑者については,53年以降,覚せい剤取締法違反で入所する者が窃盗を上回って第1位となり,57年では,女子新受刑者総数の52.5%を占めている。一方,男子受刑者では,窃盗が総数の28.3%で最も多いが,次いで多いのは覚せい剤取締法違反で,24.7%となっている。
III-30表 新受刑者の罪名別構成比(昭和55年〜57年) III-31表 新受刑者の刑名・刑期別構成比(昭和40年,50年,55年〜57年) |