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 昭和58年版 犯罪白書 第3編/第3章/第1節/3 

3 新受刑者の性別・年齢・国籍

 昭和57年における新受刑者の性別・年齢層別の構成比は,III-28表のとおりである。男子3万276人に対して,女子は1,121人で,新受刑者総数に占める女子の比率は3.6%であるが,最近増加の傾向を示している。
 新受刑者の年齢層別構成比を見ると,昭和20年から51年までは,一貫して20歳代の占める比率が最も高く,特に40年代までは,新受刑者総数の50%以上がこの年齢層によって占められていた。しかし,52年以降は,20歳代に替わって30歳代の新受刑者が最も多くなり,57年では,30歳代が全体の39.4%を占めている。また,40歳以上の者の比率では,男子が35.5%であるのに比べ,女子は51.0%と高くなっている。
 次に,新受刑者を国籍別に見ると,III-29表のとおりである。昭和57年における外国籍を有する者は952人であり,新受刑者総数の3.0%に当たるが,この比率については,近年,特に大きな変化は見られない。

III-28表 新受刑者の性別・年齢層別構成比(昭和40年,50年,55年〜57年)

III-29表 新受刑者の国籍別人員(昭和56年,57年)