III-31表は，新受刑者の刑名・刑期別人員及び構成比を見たものである。昭和57年は，懲役が3万977人(98.7%)，禁錮が410人(1.3%)，拘留が9人，死刑の執行を受けた者が1人となっている。前年に比べ，懲役は1,146人増加しているが，禁錮については，46年の2,982人(新受刑者総数の11.0%)を頂点にその後は逐年減少し，57年では79人の減少となっている。刑期別構成比では，懲役，禁錮共に，刑期6月を超え1年以下の者の占める比率が最も高く，57年には，それぞれの総数の34.9%，64.4%を占めている。これを刑期1年以下の者について見ると，懲役は48.7%，禁錮は82.0%となっている。

III-32表　初人受刑者の執行猶予歴・保護処分歴別人員構成比(昭和56年，57年)