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 昭和58年版 犯罪白書 第2編/第1章/第4節/2 

2 犯行状況

 犯人の携帯凶器を見たものがII-20表である。凶器なしは5件(2.4%)にすぎず,凶器の種類では,包丁・日本刀等の刃物類が72.4%と最も多いが,銃器・模造銃器類も14.3%を占めている。強盗一般で見ると,凶器なしが44.5%,包丁・日本刀等の刃物類が37.4%,銃器・模造銃器類が2.0%であり,金融機関強盗の凶悪性がうかがわれる。なお,57年中に発生した金融機関強盗犯人による銃器発砲事件は,前年の4件に対し,6件増の10件となっていて,この面でも凶悪化が認められる。