4 少年特別法犯 最近10年間の道交違反を除く少年特別法犯の罪名別送致人員の推移を見ると,III-12表に示すとおりである。昭和56年の送致人員総数は,3万7,285人で,前年に比べて1,413人減少している。56年の送致人員の罪名別構成比を見ると,毒物及び劇物取締法違反が70.1%の2万6,130人で最も多く,次いで,覚せい剤取締法違反が2,575人(6.9%)であり,これらの薬物犯罪で8割弱を占めている。特に,覚せい剤取締法違反で送致された人員は,47年は75人にすぎなかったのに,56年は約34倍となっているのが注目される。
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