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昭和56年版 犯罪白書 第1編/第2章/第2節/1
第2節 過激派集団の犯罪
1 概 況
昭和55年における過激派集団の活動は,新東京国際空港(成田空港)二期工事阻止闘争が中心となり,電話ケーブル切断,航空誘導施設の破壊,時限式発火物を取り付けた車両による放火などの悪質なゲリラ事犯が反覆されたが,その件数は前年より減少している。爆弾事件は1件も発生しなかった。
いわゆる内ゲバ事犯も前年より減少した。日本赤軍による国際テロ事件は,55年においても発生しなかった。