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1 被疑事件の受理 II-1表は,昭和54年における全国の検察庁の新規受理人員を罪名別に前年と対比して見たものである。54年の新規受理人員総数は296万9,317人で,前年より32万4,928人(9.9%)減少しているが,減少した主たる理由は,道交違反の受理人員が減少したためである。刑法犯について見ると,全体では6,315人(0.8%)減少し,罪名別では,殺人(12.0%),強盗(0.8%),横領(8.6%)及び業過(2.0%)が増加しているが,その他は減少している。特別法犯について見ると,全体で31万8,613人(13.0%)減少している。罪名別では,覚せい剤取締法違反が1,442人(5.1%)増加しているが,道交違反は36万4,101人(15.8%)と大幅に減少している。
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