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2 交通犯罪 II-17表 業過及び道交違反の第一審有罪人員(昭和48年〜52年) II-17表は,昭和48年以降5年間の業過(その大部分は,自動車交通によるものである。)及び道交違反による第一審の有罪人員を示すものである。業過による有罪人員は,近年増減を繰り返しているが,52年における懲役・禁錮言渡人員は,48年より23%,罰金言渡人員は22%それぞれ減少し,合計で28万5,905人となっている。懲役・禁錮の執行猶予率は,逐年上昇して52年には78.0%となり,同年の実刑人員は,2,191人となっている。罰金の金額は,逐年高額化しており,48年には64.0%であった5万円未満の比率は,52年には56.4%に低下し,同様に11.4%であった10万円以上の比率は16.3%に上昇している。道交違反による有罪人員は,一貫して増加を続け,昭和52年の総数は,48年より37%増加して215万7,812人となり,そのうちの懲役・禁錮言渡人員は127%増の7,883人となっている。ただし,執行猶予率も上昇して52年には75.7%となったため,同年の実刑人員は1,914人にとどまった。罰金の金額は,この5年間見るべき変化を示しておらず,5万円未満の比率が97%台を維持している。これは,道交違反の場合は,業過と異なり,罰金法定刑の上限が5万円以内のものが大部分であることによるものであろう。 |