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 昭和53年版 犯罪白書 第2編/第1章/第2節/7 

7 裁判の執行

(1) 死刑の執行
 昭和48年以降最近5年間の死刑執行人員は,40人である。罪名別に見ると,強盗殺人が28人で最も多く,その他は殺人の12人である。
(2) 自由刑の執行指揮

II-34表 自由刑の執行指揮人員(昭和48年〜52年)

 昭和48年以降最近5年間における自由刑の執行指揮状況を見ると,II-34表のとおりである。52年の懲役の執行指揮人員は,前年に比べて941人増加して3万3,512人となっている。禁錮の執行指揮人員は,減少傾向を示しており,52年では,前年に比べて132人減少して875人となっている。
(3) 財産刑の執行
 昭和49年以降最近4年間における罰金及び科料の調定件数と調定金額を見ると,II-35表のとおりである。52年度における罰金の調定金額は572億余円,科料は6,709万余円で,前年度に比べて,罰金は約35億円の増加,科料は約527万円の増加となっている。

II-35表 罰金及び科料の調定件数及び調定金額(昭和49年度〜52年度)