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 昭和53年版 犯罪白書 第1編/第2章/第7節/2 

2 女性特別法犯の概況

 昭和52年の道交違反を除く女性特別法犯の警察からの送致人員は,2万5,074人であり,前年に比べて4,682人の増加である。送致人員の違反別内訳を見ると,風俗営業等取締法違反が6,521人で送致人員総数中の26.0%を占め,以下,公職選挙法違反の4,759人(19.0%),覚せい剤取締法違反の2,187人(8.7%),毒物及び劇物取締法違反の2,146人(8.6%),売春防止法違反の1,948人(7.8%)となっている。

I-60表 女性特別法犯送致人員(昭和48年〜52年)

 昭和48年以降最近5年間における道交違反を除く女性特別法犯の送致人員の推移を見ると,I-60表のとおりで,毒物及び劇物取締法違反が48年の送致人員の5倍以上に増加し,覚せい剤取締法違反,大麻取締法違反も大幅に増加している。これに対して,たばこ専売法,麻薬取締法,あへん法等の各違反は著しく減少している。