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2 更生緊急保護の実施状況 更生緊急保護の措置の種類は,保護観察における救(援)護と同じであるが,II-78表によってその実施状況を見ると,昭和51年において保護した人員は9,072人で,前年に比べて303人減少している。このうち,刑の執行終了者の占める割合が最も高くて80.1%であり,次いで起訴猶予者の12.7%となっている。また,同表による実施された保護措置をその種類別に見ると,旅客運賃割引証交付及び食事付宿泊供与が特に多い。前年に比べて増加しているのは,衣料給与と宿泊供与である。
II-78表 更生緊急保護の対象者に対する保護実施人員及び措置別人員(昭和50年,51年) |