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1 精神障害者に対する措置状況 厚生省の調査によれば,昭和49年3月末における全国の精神病院及び一般病院併設精神科の精神科病床数は,26万8,669床であり,入院患者は,それをわずかに下回る26万8,546人であった。精神衛生法による措置入院患者は,7万147人であって,病床数の26%を占め,昨年及び一昨年に比べて減少している。
精神障害者に関し,精神衛生法23条から26条までの規定に基づく申請・通報の件数及び精神衛生鑑定医の診察の結果精神障害者と認定された者の数は,I-51表のとおりであり,その総数において減少傾向がみられる。通報件数7,301件の内訳をみると,警察官によるもの5,796件,検察官によるもの1,039件,保護観察所長によるもの46件,矯正施設長によるもの420件であり,精神衛生鑑定医の診察の結果精神障害者と認められた者は,それぞれ,4,761名,766名,29名,183名であった。 I-51表 精神衛生法による申請・通報件数及び精神障害者数(昭和39年〜48年) |