3-2-4-1図は、少年院入院者の男女別の人員及び女子比の推移(昭和24年以降)を見たものである。入院者の人員は、最近30年間では、平成12年(6,052人)をピークに減少傾向が続いており、令和元年からは、昭和24年以降最少を更新し続けていたが、令和5年から増加し、6年は1,828人(前年比12.0%増)であった。
女子の少年院入院者は、女子のみを収容する少年院(9庁(分院4庁を含む。))又は男女を分隔する施設がある第3種少年院(2庁)のいずれかに収容される。令和6年の女子比は、8.6%であり、前年より0.4pt上昇した。
3-2-4-2図は、少年院入院者の人員及び人口比の推移(最近20年間)を年齢層別に見たものである。年齢層の区分において、最も高い区分を「18歳以上」としているのは、入院時に20歳に達している者がいることによる(以下(2)において同じ。)。少年院入院者の人員は、18歳以上では、平成13年に2,560人を記録した後、減少傾向にあったが、令和5年から増加し、6年は819人(前年比0.9%増)であった。16・17歳では、18歳以上と同様に、平成13年に2,583人を記録した後、減少傾向にあったが、令和4年から増加に転じ、6年は749人(同21.0%増)であった。16歳未満も、平成24年から減少していたが、令和4年から増加に転じ、6年は260人(同29.4%増)であった。同年の年齢層別構成比は、18歳以上(44.8%)が最も高く、次いで、16・17歳(41.0%)、16歳未満(14.2%)の順であった(CD-ROM参照)。
令和6年における特定少年(審判決定時)の少年院入院者は、815人(男子765人、女子50人)であり、14歳未満の少年院入院者は、10人(男子9人、女子1人)であった(法務省大臣官房司法法制部の資料及び少年矯正統計年報による。)。
令和6年における18歳以上、16・17歳及び16歳未満の人口比は、いずれも前年より上昇した。
3-2-4-3図は、令和6年における少年院入院者の非行名別構成比を男女別に見るとともに、これを年齢層別に見たものである。男子の構成比を見ると、総数では、窃盗が最も高く、次いで、傷害・暴行、詐欺の順に高い。年齢層別の特徴を見ると、16歳未満及び18歳以上では窃盗、傷害・暴行の順に高く、16歳未満では不同意性交等・不同意わいせつ、18歳以上では詐欺がそれぞれ続く。一方、16・17歳では傷害・暴行が最も高く、次いで、窃盗、強盗の順となっている。女子の構成比を見ると、総数では、傷害・暴行が最も高く、次いで、窃盗、覚醒剤取締法違反の順に高い。年齢層別の特徴を見ると、16歳未満では傷害・暴行及び窃盗が同率で高い。16・17歳及び18歳以上では傷害・暴行、窃盗の順に高く、16・17歳では覚醒剤取締法違反、18歳以上では詐欺が続く。また、女子は、男子と比べ、覚醒剤取締法違反及びぐ犯の構成比が顕著に高い(男子における覚醒剤取締法違反は0.8%、ぐ犯は1.7%。CD-ROM参照)。なお、4年4月以降、特定少年については、ぐ犯が保護処分の対象から除かれたことに留意を要する。
3-2-4-4図及び3-2-4-5図は、令和6年における少年院入院者の教育程度別構成比及び就学・就労状況別構成比を、いずれも男女別に見たものである。
3-2-4-6図は、令和6年における少年院入院者の不良集団関係別構成比を男女別に見たものである。
3-2-4-7図は、令和6年における少年院入院者の保護者状況別構成比を男女別に見たものである。
3-2-4-8図は、令和6年における少年院入院者の保護者等からの被虐待経験別構成比を男女別に見たものである。ただし、ここでいう被虐待経験の有無・内容は、入院段階における少年院入院者自身の申告等により把握することのできたものに限られている点に留意する必要がある。