薬物事犯者の年齢、刑名、刑期、刑事施設への入所回数等は、7-5-3-1表のとおりである。年齢層別の構成比を見ると、女性受刑者と男性受刑者の年齢分布に大きな偏りはなく、20歳から39歳までが4割近くを占めたほか、65歳以上は5%を下回った。
今回の受刑より前に処分(実刑、執行猶予、少年院送致、保護観察処分及び児童自立支援施設・児童養護施設送致)を受けたことがあると回答した受刑者について、初めて処分を受けた年齢を男女別に見ると、7-5-3-2図のとおりである。総数、薬物事犯者のいずれも、女性受刑者は「20~29歳」の構成比が最も高く、男性受刑者は「20歳未満」の構成比が最も高かった。また、薬物事犯者の女性受刑者では、総数の場合よりも「20歳未満」及び「20~29歳」の若年層の構成比が高かった。