仮釈放者(全部実刑者及び一部執行猶予者)及び保護観察付全部・一部執行猶予者の保護観察終了人員における終了事由別構成比の推移を男女別に見ると、7-3-4-2図のとおりである。仮釈放者(全部実刑者)の終了事由のうち、「期間満了」の構成比は、男女共に、平成16年以降90%台で推移しており、令和5年は女性が96.2%、男性が95.6%であった。一方、「仮釈放の取消し」の構成比は、男女共に、平成20年以降2~4%台で推移している。仮釈放者(一部執行猶予者)の終了事由のうち、「期間満了」の構成比は、29年以降、男女共に90%台で推移しており、「仮釈放の取消し」の構成比は、30年以降、男女共に2~3%台で推移している。保護観察付全部執行猶予者の終了事由のうち、「期間満了」の構成比は、女性では平成16年以降上昇低下を繰り返しており、令和5年は73.0%であった。男性では平成16年以降緩やかな上昇傾向にあり、令和5年は73.5%であった。「刑の執行猶予の取消し」の構成比は、男女共に、平成25年以降おおむね低下傾向にあり、近年は20%前後で推移している。保護観察付一部執行猶予者の終了事由のうち、「期間満了」の構成比は、男女共に、令和元年以降上昇傾向にあり、5年は女性が82.0%、男性が76.1%であった。「刑の執行猶予の取消し」の構成比は、男女共に、低下傾向にあり、5年は女性が16.3%、男性が21.6%であった。