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令和6年版 犯罪白書 第7編/第3章/第1節/1

第1節 検挙
1 刑法犯及び特別法犯の検挙人員等

刑法犯及び特別法犯の検挙人員並びに人口比の推移(最近30年間)を男女別に見ると、7-3-1-1図のとおりである。刑法犯及び特別法犯の検挙人員総数は、女性では平成17年(9万5,760人)、男性では18年(37万4,125人)をピークにその後はいずれも減少傾向にあるところ、令和5年は、女性では4万6,813人、男性では19万3,472人と、いずれもピーク時の約2分の1であった。また、女性は、一貫して男性より検挙人員総数が少なく、令和5年の男女を合わせた検挙人員総数(24万285人)のうち、女性の占める比率は19.5%と、約5分の1であった(CD-ROM参照。なお、女性の刑法犯検挙人員に占める少年の検挙人員については、4-7-1-1図参照)。

検挙人員の人口比(14歳以上の男女別10万人当たりの検挙人員をいう。以下この項において同じ。)について見ると、女性は、刑法犯では平成17年の147.0、特別法犯では7年の23.1をピークにその後はいずれも低下傾向にあるところ、令和5年の女性人口比は、刑法犯では68.5、特別法犯では13.0と、いずれもピーク時の約2分の1であった。他方、男性は、一貫して女性より人口比が高く、刑法犯では平成16年の566.3、特別法犯では19年の138.3をピークにその後はいずれも低下傾向にあるところ、令和5年の男性人口比は、刑法犯では267.6、特別法犯では92.2と、それぞれピーク時の約2分の1、約3分の2であった。

7-3-1-1図 刑法犯・特別法犯 検挙人員・人口比の推移(男女別)
7-3-1-1図 刑法犯・特別法犯 検挙人員・人口比の推移(男女別)
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