7-5-3-7図は、他者との関わり方について世帯状況別に見たもの(本章第2節4項の*1参照)である。「母親」及び「父親」との関係において、「会話やメールなどをよくしている」、「何でも悩みを相談できる」といった日常の関わりについて該当率が高かったのは、少年院在院者、保護観察処分少年のいずれも、「父母と同居」の場合であり、次いで、「父又は母と同居」、「その他」の順であった。また、各項目について、「母親」との関係における該当率と「父親」との関係における該当率とを比べると、少年院在院者、保護観察処分少年のいずれも、世帯状況にかかわらず、全項目について、「母親」との関係における該当率の方が「父親」との関係における該当率よりも高かった。
7-5-3-8図は、これから先の自分や家族にとって必要な人や仕組みについて世帯状況別に見たもの(本章第2節4項の*2参照)である。保護観察処分少年は、全ての項目で「その他」の該当率が「父母と同居」及び「父又は母と同居」よりも高く、少年院在院者も、多くの項目で「その他」の該当率が「父母と同居」及び「父又は母と同居」よりも高かった。