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令和5年版 犯罪白書 第7編/第5章/第2節/1

1 養育の状況

7-5-2-1図は、家族としたことがある経験(重複計上による。以下この章において同じ。)について見たものである。少年院在院者、保護観察処分少年共に、「学校の行事に家族が来る」(それぞれ89.0%、86.4%)の該当率が最も高く、次いで、少年院在院者では、「祖父母や親戚の家に遊びに行く」(84.6%)、「動物園や水族館に行く」(84.3%)の順に、保護観察処分少年では、「動物園や水族館に行く」(85.0%)、「テーマパークや遊園地に行く」(82.1%)の順に、それぞれ高かった。

7-5-2-1図 少年に対する調査 家族としたことがある経験
7-5-2-1図 少年に対する調査 家族としたことがある経験
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和歌山県が実施した調査によれば、家庭における文化的な活動や体験について尋ねた項目の中学2年生の結果では、「学校の行事に家族が来る」の該当率が78.6%、「動物園や水族館に行く」が76.5%であり、少年院在院者、保護観察処分少年共に、一般の少年よりも該当率が高かった。一方、同結果では、「小さいころに絵本を読んでもらう」の該当率が73.2%、「パソコンやインターネットで調べものをする」が71.8%、「図書館に行く」が64.9%であり、いずれも少年院在院者、保護観察処分少年共に、一般の少年よりも該当率が低かった(和歌山県「子供の生活実態調査結果報告書」(平成31年3月)による。)。対象者の年齢層等が異なることには留意を要するが、一般の少年と比較すると、少年院在院者及び保護観察処分少年において、家族との外出等のイベントの経験は多い一方、読書や調べもの等の経験は少ないことがうかがえた。