今回の特別調査では、2種類の調査票を使用した。一つは、少年院在院者及び保護観察処分少年に対する調査(以下「少年に対する調査」という。)のために使用したものであり、もう一つは、少年院在院者及び保護観察処分少年の保護者に対する調査(以下「保護者に対する調査」という。)のために使用したものである。2種類の調査票は、それぞれ、法務総合研究所が作成した、少年に対しては合計28問、保護者に対しては合計31問から成る自記式の質問紙(「生活環境と意識に関する調査」)であり、調査の内容は、養育の状況、世帯状況、経済状況、日常の生活状況、就学・就労の状況、周囲との関わり・社会とのつながり等に関するものであった。
なお、少年院入院時又は保護観察開始時の年齢、性別、保護処分歴等の情報については、別途、把握している統計情報に基づき抽出し、符号化を経た上で使用した。