在外公館が邦人援護事務を通じて把握した国外における日本人の犯罪被害件数は、令和2年(2020年)は1,309件(前年比72.9%減)で、その被害者数は1,446人(同71.0%減)であり、罪名別に犯罪被害件数を見ると、6-1-6-1表のとおりである(外務省領事局の資料による。)。国外における日本人の犯罪被害件数は、例年に比べて減少しており、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響で出国者数が大幅に減少したこともその一因と考えられる。
令和2年(2020年)における国外での日本人の犯罪被害による死亡者数は5人(前年比9人減)、負傷者数は72人(同44人減)であった(外務省領事局の資料による。)。
国外においてテロの被害に遭った日本人の死傷者数の推移(最近10年間)は、6-1-6-2表のとおりである。