前の項目 次の項目       目次 図表目次 年版選択

令和3年版 犯罪白書 第4編/第2章/第2節/2

2 密輸入事案の摘発の状況

覚醒剤(覚醒剤原料を含む。以下この項において同じ。)及び大麻の密輸入事犯(税関が関税法違反で摘発した事件である。ただし,警察等他機関が摘発した事件で,税関が当該事件に関与したものを含む。以下この項において同じ。)の摘発件数の推移(最近5年間)を形態別に見ると,4-2-2-2表のとおりである。覚醒剤の「航空機旅客(航空機乗組員を含む。以下この項において同じ。)による密輸入」は,平成28年から30年までの間,50件台から90件台で推移した後,令和元年に229件に増加したが,2年(23件)は前年の約10分の1に急減した。覚醒剤の「国際郵便物を利用した密輸入」及び「航空貨物(別送品を含む。)を利用した密輸入」も,元年に顕著に増加したが,2年はいずれも急減した。大麻の「航空機旅客による密輸入」も,平成28年から令和元年までの間,40件台から60件台で推移していたが,2年(21件)は前年の約3分の1に急減した。

4-2-2-2表 覚醒剤等の密輸入事案の摘発件数の推移(形態別)
4-2-2-2表 覚醒剤等の密輸入事案の摘発件数の推移(形態別)
Excel形式のファイルはこちら

令和2年における覚醒剤の密輸入事犯の摘発件数を仕出地別に見ると,地域別では,アジア(29件)が半数近くを占めて最も多く,次いで,北米(12件),ヨーロッパ(10件)の順であり,国・地域別では,米国及びメキシコ(9件)が最も多く,次いで,ベトナム(8件),タイ(7件)の順であった(財務省関税局の資料による。)。