アジア太平洋矯正局長等会議(APCCA:Asian and Pacific Conference of Correctional Administrators)は,アジア太平洋地域の矯正行政の責任者等が,意見交換及び情報共有を行う国際会議である。我が国は,過去3回(昭和57年(1982年),平成7年(1995年)及び平成23年(2011年))にわたり会議を主催している。令和2年(2020年)にシンガポールで開催される予定であった第40回会議は,新型コロナウイルス感染症の世界的流行により中止された。令和3年(2021年)に韓国で開催される予定であった会議も,中止が決定した。
世界保護観察会議は,社会内処遇の発展や,国際ネットワークの拡大を期して,世界各国の実務家や研究者等が意見交換等を行う会議である。我が国で平成29年(2017年)9月に開催された第3回会議に引き続き,第4回会議が,令和元年(2019年)9月,「犯罪者の社会内処遇に対する市民の信頼を確立する」をテーマにオーストラリアで開催され,世界23の国・地域が参加した。