4-9-1-2図は,我が国に在留する外国人のうち,不法残留者(在留期間を経過して我が国に滞在している者)数の推移(資料を入手し得た平成2年以降)を見たものである(2年は7月1日現在の,3年から8年までは各年5月1日現在の,9年以降は各年1月1日現在の各推計値)。不法残留者数は,5年に過去最多の29万8,646人を記録した後,徐々に減少し,その後も厳格な入国審査や関係機関の連携による摘発等の総合的対策の効果もあって,26年には6万人を下回り,5年の5分の1未満にまで減少したが,27年からは5年連続で増加しており,31年は7万4,167人(前年比11.5%増)であった(CD-ROM参照)。