不良行為少年(犯罪少年,触法少年又はぐ犯少年には該当しないが,飲酒,喫煙,深夜はいかいその他自己又は他人の徳性を害する行為をしている少年をいう。以下この節において同じ。)の補導人員及び人口比の推移(平成元年以降)を見ると,2-2-4-1図のとおりである。補導人員は6年から増加傾向が見られ,19年にピーク(155万1,726人)を迎えた後は減少傾向にあり,30年は40万4,754人(前年比15.0%減)であった。人口比も6年から上昇傾向にあったが,同じく19年のピーク(20,756.6)の後は低下傾向にあり,30年は5,772.4(同917.8低下)であった。
平成元年以降における不良行為少年の補導人員を態様別に見ると,14年までは,一貫して喫煙,深夜はいかいの順に多く,15年以降は深夜はいかい,喫煙の順となっており,この2態様で補導人員総数の7割から9割程度を占めている。30年は,深夜はいかい22万6,377人(55.9%),喫煙11万2,861人(27.9%)の順であった(警察白書及び警察庁生活安全局の資料による。)。