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平成30年版 犯罪白書 第4編/第8章/第3節/3

3 矯正

平成29年における外国人の入所受刑者は,747人(前年比0.4%増)であった(矯正統計年報による。)。

外国人受刑者のうち,日本人と異なる処遇を必要とする者は,F指標受刑者として,その文化及び生活習慣等に応じた処遇を行っている(2-4-2-2表参照)。F指標入所受刑者人員の推移(最近20年間)は,4-8-3-4図のとおりである。その人員は,平成17年から減少傾向にあったが,29年は増加し,411人(前年比13.5%増)であった。同年におけるF指標入所受刑者を国籍等別に見ると,中国105人,ブラジル61人,ベトナム50人の順であった(CD-ROM資料4-10参照)。罪名別に見ると,覚せい剤取締法違反が139人と最も多く,次いで,窃盗の107人であった(矯正統計年報による。)。

平成29年末現在,F指標受刑者の収容人員は,1,439人(男性1,211人,女性228人)であり,前年末比で3.9%減少した(矯正統計年報による。)。

4-8-3-4図 F指標入所受刑者人員の推移(男女別)
4-8-3-4図 F指標入所受刑者人員の推移(男女別)
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