平成28年における犯罪少年の検察庁新規受理人員は,7万2,274人(少年比6.5%)であった。その内訳は,刑法犯が3万7,482人(同16.6%),過失運転致死傷等が1万6,407人(同3.4%),特別法犯が1万8,385人(同4.6%)であり,道交違反を除いた特別法犯は2,802人(同3.1%)であった(検察統計年報による。)。
3-2-2-1図は,平成28年における犯罪少年の検察庁新規受理人員の罪名別構成比を年齢層別に見たものである。年少少年では窃盗が56.0%を占め,年長少年では過失運転致死傷等が約4割を占めている。犯罪少年の検察庁新規受理人員・人口比の推移については,CD-ROM資料3-8参照。
検察官は,少年事件を家庭裁判所に送致するとき,どのような処分が相当であるかについて意見を付することができる。検察官処遇意見等の状況については,CD-ROM資料3-9参照。