校内暴力事件の事件数及び検挙・補導人員は,事件数では昭和58年に2,125件を,検挙・補導人員では56年に1万468人を,それぞれ記録した後,減少傾向にあり,平成8年には448件,897人にまで減少した。15年からは増加傾向にあったが,26年から減少に転じ,28年は832件(前年比14.0%減),926人(同18.1%減)であった。検挙・補導された者の就学状況を見ると,例年,中学生が圧倒的に多く, 28年は,中学生が751人(81.1%),小学生が88人(9.5%),高校生が87人(9.4%)であった。中学生が25年(1,569人)と比べると半分以下にまで減少した一方で,小学生は,24年から増加傾向にあり,小学生の統計を取り始めた12年以降初めて高校生を上回った(警察庁生活安全局の資料による。)。