外国人の少年院入院者の人員の推移(最近20年間)を見ると,4-8-4-2図のとおりである。
少年院では,日本人と異なる処遇上の配慮を要する外国人少年を,社会適応課程III(A3)又は社会適応課程V(A5)に編入し,日本の文化,生活習慣等の理解を深めるとともに,健全な社会人として必要な意識,態度を養うための各種指導を行っている(3-2-4-10表参照)。
平成27年における外国人の保護観察処分少年(交通短期保護観察の対象者を除く。)及び少年院仮退院者の保護観察開始人員は,272人であった。その内訳は,保護観察処分少年220人,少年院仮退院者52人であった(CD-ROM資料4-13参照)。
平成27年末現在,外国人少年(永住者及び特別永住者を除く。)の保護観察係属人員は,保護観察処分少年157人,少年院仮退院者38人であった(法務省保護局の資料による。)。