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平成28年版 犯罪白書 第4編/第8章/第3節/2

2 裁判

平成27年における外国人事件(外国人が被告人となった事件)の通常第一審での有罪人員は,3,601人(前年比9.5%増)であり,有罪人員総数に占める比率は6.1%であった(司法統計年報による。)。

平成27年における被告人通訳事件(被告人に通訳・翻訳人の付いた外国人事件をいう。以下この項において同じ。)の終局人員は,2,714人(前年比13.9%増)であった。通訳言語は39に及び,内訳を見ると,中国語887人(32.7%),ベトナム語490人(18.1%),タガログ語252人(9.3%),ポルトガル語221人(8.1%),英語197人(7.3%),スペイン語134人(4.9%),タイ語132人(4.9%),韓国・朝鮮語125人(4.6%)の順であった。同年における被告人通訳事件の通常第一審での有罪人員(懲役・禁錮に限る。)は,2,536人(前年比12.5%増)であり,執行猶予率は,全罪名では81.3%,入管法違反を除くと76.4%であった(最高裁判所事務総局の資料による。なお,CD-ROM資料4-11参照)。