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平成28年版 犯罪白書 第4編/第6章/第2節/3

3 保護観察

4-6-2-8図は,女性の保護観察開始人員及び女性比の推移(最近20年間)を,保護観察の種別ごとに見たものである。保護観察処分少年(交通短期保護観察の対象者を除く。)及び少年院仮退院者の人員は,平成15年から減少傾向にあり,いずれの女子比も近年は低下傾向にある。一方,仮釈放者の人員は,20年まで増加傾向にあり,その後おおむね横ばいで推移しており,27年の女性比(12.1%)は8年(6.2%)の約2倍であった。保護観察付執行猶予者の人員は,12年をピークとして増減を経た後,22年から緩やかに増加しており,女性比も上昇傾向にある。

なお,女性の仮釈放率は,平成27年は,72.4%であり,8年(80.7%)と比べると8.3pt低下しているが,出所受刑者全体の仮釈放率(27年は57.7%)と比べて,相当高い(2-5-1-1図CD-ROM参照)。

4-6-2-8図 女性 保護観察開始人員・女性比の推移
4-6-2-8図 女性 保護観察開始人員・女性比の推移
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