2-4-1-3図 入所受刑者の人員・人口比の推移
入所受刑者の人員及び人口比の推移（昭和21年以降）は，2-4-1-3図のとおりである。その人員は，平成4年に戦後最少（2万864人）を記録した後，増加し続けていたが，19年からは毎年減少し，27年は2万1,539人（前年比1.5％減）であった（女性については，4-6-2-4図参照）。
平成27年における受刑者の入所事由別人員は，2-4-1-4表のとおりである。
2-4-1-5図は，平成27年における入所受刑者の年齢層別構成比を男女別に見たものである。男女共に40歳代の構成比が最も高い。女性は，男性と比べ，高齢者の構成比が高い（女性入所受刑者の年齢層別構成比の推移については，4-6-2-5図参照）。
平成27年における入所受刑者の罪名別構成比を男女別に見ると，2-4-1-6図のとおりである。男性では，窃盗の構成比が最も高く，次いで，覚せい剤取締法違反，詐欺，道路交通法違反，傷害の順であった。女性では，昭和53年以降，覚せい剤取締法違反の構成比が最も高かった（行刑統計年報及び矯正統計年報による。）が，平成24年以降，窃盗の構成比が最も高くなり，次いで，覚せい剤取締法違反，詐欺の順である。女性については，25年以降，窃盗と覚せい剤取締法違反を合わせた構成比が毎年8割を超えている（4-6-2-4図CD-ROM参照）。
平成27年の入所受刑者について，刑の種類を見ると，懲役2万1,458人（99.6％），禁錮73人（0.3％），拘留5人である（矯正統計年報による。）。懲役受刑者の刑期別構成比を男女別に見ると，2-4-1-7図のとおりである（懲役受刑者の刑期別の年末収容人員の推移については，CD-ROM資料2-7参照）。
