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平成27年版 犯罪白書 第6編/第2章/第1節/5

5 犯行態様
(1)発生場所

平成26年における強姦,強制わいせつの認知件数の発生場所別構成比は,6-2-1-10図のとおりである。強姦では,住宅の割合が最も高いが,強制わいせつでは屋外の割合が5割を超えている。

6-2-1-10図 強姦・強制わいせつ 認知件数の発生場所別構成比
6-2-1-10図 強姦・強制わいせつ 認知件数の発生場所別構成比
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(2)犯罪供用物の有無

平成26年における強姦,強制わいせつの検挙事件(捜査の結果,犯罪が成立しないこと又は訴訟条件を欠くことが確認された事件を除く。以下この項において同じ。)について,犯罪供用物(犯罪行為の遂行に現に使用した物・使用するために用意した物をいう。)の有無を見ると,「犯罪供用物あり」の件数は,強姦1,029件のうち172件,強制わいせつ4,149件のうち281件であった。いずれも,刃物類(ナイフ類,包丁類等)が最も多く,強姦69件,強制わいせつ86件であった(警察庁の統計による。)。

(3)共犯の有無

平成26年における強姦の検挙事件1,029件の共犯率(共犯による事件数の占める比率をいう。以下この項において同じ。)は6.9%,同年の強制わいせつの検挙事件4,149件の共犯率は1.2%であり,いずれも,一般刑法犯総数の共犯率13.4%よりも低かった(3-1-1-7図CD-ROM参照)。なお,同年の強姦,強制わいせつの少年のみによる事件(少年の単独犯又は少年のみの共犯による事件)の共犯率については,3-1-1-7図参照。