強姦,強制わいせつの検挙人員について,犯行時の年齢層別構成比の推移(最近30年間)を見ると,6-2-1-7図のとおりである。強姦,強制わいせつの検挙人員のうち,20〜29歳及び30〜39歳の者の割合が,この30年間一貫して約5割から6割を占めている。他方,強姦,強制わいせつの検挙人員のうち,少年の割合は低下傾向にあり,平成26年は,昭和60年と比べると,強姦が2分の1以下,強制わいせつが約3分の1になった。近年の検挙人員における高年齢化(1-1-1-6図参照)は,強姦,強制わいせつにおいても認められ,平成26年の高齢者の検挙人員は,昭和61年と比べて,強姦では約7.7倍(3人から23人),強制わいせつでは約19.5倍(11人から215人)に増加した。