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平成27年版 犯罪白書 第5編/第1章/第3節

第3節 財産犯による被害

5-1-3-1表は,強盗,窃盗,詐欺,恐喝,横領及び遺失物等横領(被害者が法人その他の団体である場合を含む。以下この節において「財産犯」と総称する。)について,認知件数(被害がない場合を含む。以下この節において同じ。)及び被害額の推移(最近10年間)を見たものである。平成26年の認知件数及び被害総額は,17年と比べて,それぞれ49.3%,35.1%減少している。26年の被害総額は,約1,820億円(現金被害は約1,132億円)であり,これを罪名別に見ると,詐欺によるものが財産犯による被害総額全体の46.5%を占め,次いで,窃盗によるものが44.7%であり,詐欺の被害総額が,平成に入って初めて窃盗の被害総額を上回った(CD-ROM参照)。同年の現金被害額は,詐欺によるものが最も多く,財産犯による現金被害総額の71.6%を占めている。

5-1-3-1表 財産犯 認知件数・被害額(罪名別)の推移
5-1-3-1表 財産犯 認知件数・被害額(罪名別)の推移
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