4-4-3-4図 覚せい剤取締法違反 保護観察開始人員等の推移
覚せい剤取締法違反による仮釈放者及び保護観察付執行猶予者の保護観察開始人員等の推移（最近20年間）は，4-4-3-4図のとおりである。仮釈放者は，平成23年から増加していたが，26年は前年から3.5％減少した。仮釈放率は，21年から上昇し続けており，26年は62.8％（前年比1.5pt上昇）であった。保護観察付執行猶予者は，13年から減少傾向にあったが，18年以降はほぼ横ばいで推移している。執行猶予者の保護観察率は，19年から上昇傾向にあったが，26年は低下し11.4％（前年比1.3pt低下）であった。
平成26年の保護観察終了者のうち，覚せい剤取締法違反による仮釈放者及び保護観察付執行猶予者の取消率（本編第1章第4節2項参照）は，それぞれ，4.3％，31.3％であった（法務省大臣官房司法法制部の資料による。）。