6-5-1-1図は,女子の保護観察開始人員及び女子比の推移(最近20年間)を,保護観察の種類ごとに見たものである。保護観察処分少年(交通短期保護観察の対象者を除く。以下この章において同じ。)及び少年院仮退院者は,平成15年から減少傾向にあり,また,どちらの女子比も19年頃から低下傾向にある。仮釈放者は,9年から20年まで増加し,その後減少に転じたものの,23年,24年は続けて増加し,また,女子比は,一貫して上昇傾向にある。保護観察付執行猶予者は,13年から緩やかな減少傾向が見られたが,最近5年間は横ばいで推移し,また,女子比については,一貫して上昇傾向にあり,他の保護観察の種類よりも高い。