2-4-1-5図は,平成24年における入所受刑者の年齢層別構成比を男女別に見たものである。男女共に,40歳代,30歳代の順で構成比が高い。女子は,男子と比べ,65歳以上の高齢者層の構成比が高い。
平成24年における入所受刑者の罪名別構成比を男女別に見ると,2-4-1-6図のとおりである。男子では,窃盗の構成比が最も高く,次いで,覚せい剤取締法違反,詐欺,傷害,道路交通法違反の順であった。女子では,昭和53年以降覚せい剤取締法違反の構成比が最も高かった(行刊統計年報及び矯正統計年報による。)が,平成24年は,窃盗の構成比が最も高くなり,次いで,覚せい剤取締法違反,詐欺の順であった。女子については,窃盗と覚せい剤取締法違反を合わせると全体の約8割を占める(CD-ROM資料2-6参照)。
平成24年の入所受刑者について,刑の種類を見ると,懲役2万4,669人(99.6%),禁錮99人(0.4%),拘留5人であり(矯正統計年報による。),懲役受刑者の刑期別構成比を男女別に見ると,2-4-1-7図のとおりである(懲役受刑者の刑期別の年末収容人員の推移については,CD-ROM資料2-10参照)。