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平成25年版 犯罪白書 第1編/第3章/第3節/2

2 ネットワーク利用犯罪

ネットワーク利用犯罪(インターネットを利用した詐欺や児童ポルノに係る犯罪等のコンピュータ・ネットワークを利用した犯罪)の検挙件数(最近5年間)は,1-3-3-2表のとおりである。ネットワーク利用犯罪の検挙件数は,増加傾向にある。


1-3-3-2表 ネットワーク利用犯罪 検挙件数
1-3-3-2表 ネットワーク利用犯罪 検挙件数
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罪名別に見ると,詐欺は,平成23年に大幅に減少したが,24年は22年までと同程度の検挙件数に増加した。詐欺のうち,インターネット・オークションを利用した詐欺の占める比率は,例年4割以上であったが,24年は1割台に低下した(警察庁生活安全局の資料による。)。

性的な犯罪のうち,児童ポルノに係る犯罪の検挙件数は,年々増加し,平成24年は1,085件であり,20年の約4倍であった。わいせつ物頒布等の検挙件数も増加傾向にある。

なお,平成23年6月の刑法の一部改正(平成23年法律第74号。同年7月14日施行)により,わいせつ物頒布等の罪の処罰対象が拡充(わいせつな電磁的記録の電気通信の送信による頒布行為等の処罰)された。