覚せい剤取締法違反による仮釈放者及び保護観察付執行猶予者の保護観察開始人員の推移(最近20年間)は,4-3-3-5図のとおりである。仮釈放者は,平成17年以降減少傾向にあったが,23年は前年から8.0%増加した。保護観察付執行猶予者では13年以降減少傾向にあったが,21年から増加している。覚せい剤取締法違反による執行猶予者の保護観察率は,4年には20.3%であったが,その後は18年まで低下傾向で推移した。19年からは毎年上昇しており,23年は11.6%(前年比0.8pt上昇)であった。
平成23年に保護観察が終了した仮釈放者及び保護観察付執行猶予者中,その終了が仮釈放又は保護観察付執行猶予の取消しによる者の占める比率は,それぞれ,4.0%,37.1%であった(保護統計年報による。)。