平成23年における保護観察処分少年(交通短期保護観察の対象者を除く。以下この章において同じ。)及び少年院入院者の保護処分歴別構成比を見ると,3-4-2図のとおりである。有保護処分歴少年(前に保護処分を受けたことがある少年をいう。以下この項において同じ。)の割合は,保護観察処分少年で19.5%,少年院入院者では64.3%を占めており,いずれの処分においても,女子より男子が高い。
3-4-3表は,平成23年における保護観察処分少年及び少年院入院者について,非行名別に有保護処分歴少年の人員を見たものである。有保護処分歴少年の占める比率は,保護観察処分少年では,毒劇法違反,道路交通法違反,暴行の順で,少年院入院者では,道路交通法違反,暴行,恐喝,窃盗,詐欺の順で,それぞれ高い。