暴力団構成員等の検挙人員(一般刑法犯及び交通法令違反を除く特別法犯に限る。以下この項において同じ。)の推移(最近30年間)は,4-2-2-1図のとおりである。その人員は,平成元年以降3万人台で推移していたが,16年からは3万人を下回り,22年は2万5,686人(前年比3.1%減)であった。
平成22年における暴力団構成員等の検挙人員及びその検挙人員総数に占める比率を罪名別に見ると,4-2-2-2表のとおりである。
暴力団構成員等の検挙人員は,覚せい剤取締法違反が最も多く,次いで,窃盗,傷害,詐欺,恐喝の順であった。暴力団構成員等の検挙人員総数に占める比率は,全体では6.4%であり,罪名別に見ると,一般刑法犯では,賭博(49.7%),逮捕監禁(48.9%),恐喝(44.8%)で高く,特別法犯では,競馬法違反(100.0%),自転車競技法違反(97.3%),覚せい剤取締法違反(52.9%)で高い。